たいしたものではないのです

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今後トミージョン手術を受けそうなNPB投手 その2

※記事を下書きのまま1年以上寝かせていたので投稿時点で既にNPBに在籍していない選手がいます

 

 

 

現役NPB投手の肘故障リスク診断記事第二弾です。

 

本記事は

 

肘への負担がかかる投球動作について - たいしたものではないのです

 

こちらの記事を読んでいるものとして書かれています。

 

↓第一弾

 

最近見た中で今後トミージョン手術を受けそうなNPB投手 - たいしたものではないのです

 

 

~評価の前に~

肘を故障するリスクというのは主に

 

1.球速の高さ(速い球を投げるほどリスクが上がる)

2.肘に負担のかかる投球フォーム

3.肉体的な強さ、耐久力

 

の3点を合わせることで算出できます(算出といっても私自身は数字で出せるわけではないですが)

が、3番目に関しては映像を見ているだけでは客観的な判断が難しいため、私の考察においては基本的に考慮しないものとしています。

また、本記事においても肘から先の腕のことを「前腕」と表記します。

 

では、これらも踏まえて実際の評価にいってみましょう。

 

 

~以下常体~


 澤村拓一

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 タイプ1 リスク群:

腕の遅れが大きく、上半身で強引に力を生み出しているように見られる。

肘への負荷はもちろんだが、肩への負荷も強く懸念される。

球速が高い選手なので、これから登板数が増えていくにつれて確実に故障のリスクは上がっていくだろう。

 

動画引用元:読売ジャイアンツ 澤村拓一 投球フォーム(スローモーション) - YouTube

 

 

大野雄大

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タイプ1 リスク群:

2020シーズンで大活躍した選手だが、彼も前腕の直立が遅い。

球速こそ飛びぬけているわけではないものの、このメカニクスでは投球数が嵩みがちな点は高いリスクとなってくるだろう。

 

動画引用元:中日ドラゴンズ 大野雄大 投球フォーム(スローモーション) - YouTube

 

 

スコット・マクガフ

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タイプ1 リスク群:

前腕の直立が顕著に遅いタイプであり、球速も考慮すると今後に強く不安が残るメカニクスに見える。

ストライドが比較的狭く、上半身主体の動きをしている点も見過ごせないだろう。

 

動画引用元:【ヤクルト】#37 S.マクガフ投手の投球フォーム - YouTube

 

 

今井達也

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タイプ1 リスク群:

前腕の直立が遅く、腕が遅れて出てくるため肘に強い負荷がかかっているように見える。

球速も高いため、将来的な不安は拭えないだろう。

ダルビッシュや大谷とフォームが似ているなどと話題になったことがあるようだが、故障した選手と似ているということは...

 

動画引用元:埼玉西武ライオンズ 今井達也 投球フォーム(スローモーション) - YouTube

 

 

佐々木朗希

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タイプ2 リスク群:

投球腕を内旋させたまま前腕の直立が始まっており、結果としてボールが2塁側を向いた状態で肩の回転が始まっている。

学生時代から怪しさの見え隠れするフォームだったが、プロになってからひどく改悪された印象を受ける。

類似点の多い選手の故障歴から考えると、彼の場合はどちらかというと肘より肩のほうが先に悪くなるかもしれない。(元MIAのヘンダーソンアルバレスが近い)

 

動画引用元:【令和の怪物】佐々木朗希のピッチングフォーム(スロー映像付き!) - YouTube

 

 

~常体終了~

 

 

前回同様、この記事の予想が外れてくれることを心から願っています。